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関心があれば向こうからやってくる
もう昔の話ですが、高校の入学を機に英語の教材を買いました。カセットが20本ぐらい入った、かなり高価な本格的なものでした。当時はパソコンもインターネットもありません。ネイティブの英語に触れる機会は多くありません。わざわざ購入した理由です。でも、よし英語を勉強するぞと腕まくりしたものの、半分も手をつけることなく、結局は埃をかぶって押し入れ行きとなりました。一浪の末に入我した大学では、心を入れ替えて一念発起したはずでした。受験勉強で英語の力もつきましたので、ネイティブの講師が受け持つ英会話の選択科目を取りました。ところが、単位として必要なかったせいもあるのでしょうが、こちらも授業を一回受けただけでした。
たくさんの単語を覚えないといけない。文法だって難しい。生半可な気持ちでは続きません。英語ができたらカッコいい。
モテるかもしれない。我ながら情けない話ですが、そんな不純な動機のせいだったせいかもしれません。
英語をやり始めたのは社会人になってからでした。仕事上の必要に迫られてというわけではありません。言葉そのものに対する個人的な興味からでした。言語学を理解しようと思うなら、日本語だけでは足りない。もう一度、英語に挑戦しよう。そんな形で、ごく自然にゆっくりとNHKの英語番組や英字新聞を素材に勉強しました。そして今では、ネット上の英語のサイトも苦もなく読むことができます。
だいぶ回り道をしました。他人から見たら、苦い思い出なのでしょう。でも、それでよかったのかもしれません。自分に必要な本当に関心のあることなら、たとえ勉強といえども、向こうからやってくる。今では、そんな気もしています。